報告書アウトプット
報告書に何時間もかかる原因は、セミナー中のノートにありました
セミナーが終わって、いざ報告書を書こうとノートを開く。びっしり書いてあるはずなのに、手が止まります。
「あれ、どこに書いたっけ」
探しているうちに1時間、まとめ直しているうちにもう1時間。がんばってノートを取ったのに、なぜこんなに時間がかかるのでしょうか。
それ、ノートの罠かもしれません
こんな経験、ありませんか。
- 一言一句書いて、ノートがパンパンになっている
- 見返しても、何が大事なのか分からない
- 人に説明しようとすると、言葉が出てこない
- 報告書に何時間もかかる
たくさん書いたほうが、あとでまとめやすいはず。そう思って書いているのに、逆のことが起きています。
書けば書くほど、アウトプットしにくくなる
意外に思われるかもしれませんが、これは自然なことです。
「書くこと」が目的になっていると、聞いた話がそのままノートに積み重なっていきます。頭の中では整理されないまま、紙の上に置かれていく状態です。
だから、報告書を書く段階になって、ようやく整理を始めることになります。
- まず全部読み返す
- 大事なところを探す
- 順番を組み立て直す
- それから書きはじめる
これが「何時間もかかる」の正体です。整理という仕事を、まるごと後ろに送っているのです。
しかも後ろに送るほど不利になります。時間が経つほど記憶があいまいになり、「この書き込みは、どういう文脈だったっけ」と考え込むことになるからです。
「アウトプット前提」で書く
変えるところは、ひとつだけです。
最初から、あとで使うつもりでノートを書く。
具体的には、聞きながらこう考えます。
- 「人に話すとしたら、どこが大事だろう」
- 「報告書に書くとしたら、使えるのはどこだろう」
この視点があるだけで、書く内容が変わります。話を追いかけて書き写すのではなく、使う場面から逆算して選ぶようになるからです。
そして選びながら書いているということは、聞いている最中に整理が終わっているということです。あとから整理する仕事が、まるごと消えます。
ノートが変わると、こうなります
- その場で内容が整理される。聞き終わった時点で、頭の中がまとまっています
- 報告書がラクになる。探す作業も、まとめ直す作業も要りません
- すらすら人に話せる。すでに「話すなら何が大事か」で選んでいるからです
- 学びが「使える」に変わる。使う前提で選んだものは、実際に使えます
実際に変わった方がいます
病院で働く受講生の方の話です。
以前は、報告書作成や院内での発表があると、休みを返上して数日かけて準備していました。今はノートを開いた瞬間、大事なところがどこなのかはっきり分かるので、準備もあっという間です。学んだことが身について、すぐアウトプットできるのが嬉しいです。
書くのが速くなったわけではありません。書く段階で整理が終わっているから、あとの工程が短くなっただけです。
ノート上手は、アウトプット上手
きれいなノートを書ける人が、アウトプット上手なのではありません。
使うことを考えながら書いている人が、結果としてアウトプット上手になっています。
報告書が早い人、説明が分かりやすい人。その人たちは、書いている最中にすでに考えを終えています。だから、あとの作業が短くて済むのです。
今日から試せること
次のセミナーで、書きはじめる前に一度だけ、自分に聞いてみてください。
「これは、誰に何を伝えるために聞いているんだろう」
報告書を出す相手でも、職場の同僚でも、自分の来週の仕事でもかまいません。渡す先が決まると、選ぶ基準が決まります。
基準が決まると、書く量は自然に減ります。そして減ったぶん、あとの時間が返ってきます。
アウトプット前提のノートを、体験してみませんか
聞きながら選ぶ。使う場面から逆算する。これは慣れが必要ですが、コツをつかめば誰にでもできるようになります。
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